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ドクター紹介

院長よりご挨拶

院長

Toru Shiraishi

私は、歯科の道に進み、41年以上になります。
大学卒業後は歯科医師でありながら大学病院の麻酔科に勤務し、全身麻酔や痛みを取る治療などを行ってきました。その際、事前のカウンセリングで治療への恐怖感を取り除くことが一番大切であると学びました。
ただ歯を削ったりするだけはなく、心のケアを含めた診療こそが歯科という医療だと思っています。
当院へは、今まで怖がって治療を受けられなかったというお子様も多く来られます。ご家族の方からは、歯科分野以外にも色々なご相談を受けています。麻酔科を経験したことで全身的なことも分かりますので、ホームドクターのような感じで多少の助言もさせていただいています。

経歴

  • 昭和59年 大阪歯科大学 卒業
  • 大阪歯科大学 歯科麻酔科
  • 京都市立病院 麻酔科
  • 徳島大学歯学部 歯科麻酔科 助教
  • 平成3年 白石歯科医院 開業

所属学会

  • 日本歯科麻酔学会 認定専門医
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 日本糖尿病協会 登録医
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士
  • 日本口腔ケア学会 認定士
  • 日本老年歯科医学会
  • 日本障害者歯科学会
  • 日本訪問歯科協会
  • 全国在宅歯科医療口腔ケア連絡会
  • 日本臨床矯正治療医会

当院の掲載実績・
関連書籍紹介

  • 月間インタビュー 
    2015年3月号

    月間インタビュー 2015年3月号に、当院の訪問歯科診療についての考えが掲載されております。

  • 長生きしたければ
    「口」を鍛えなさい

    一般社団法人日本訪問歯科協会が監修をした書籍の執筆に、当院院長が協力いたしました。

院長に聞く
「当院の治療の考え」

  • Q.カウンセリングに力を入れているとのことですが?

    当院では「医療は人を見ること、心のケアも大切にする歯科医院」というポリシーを元に、開業時から当院に来院される患者様に、歯医者に対する恐怖心についてのアンケートをとらせていただき、患者様にあった治療を提供するため、診療前にカウンセリングをさせていただいております。

    当院に来院される患者様は、普通の歯科医院では診療できない患者様が1日何人も来られます。治したい気持ちはあるのに、過去に歯科医院でのトラウマの影響、また歯医者に恐怖心がある、痛いから嫌などの様々な理由があります。
    多くの歯科医院ではお口しか見ていないので、患者様の人となりを一切見ずに、「どこが痛いんですか?」「何が悪いんですか?」のみの確認で治療をします。
    それでは、一回痛いところだけを治して行かなくなったり、神経だけ取って痛くないから行かなくなったりします。
    また、「なんで来たの?」「できなかったから帰ってください」と言われて嫌な思いをしたり、お子様の場合であれば、「診療が受けられるようになったら来てください」と言われる先生も少なくないですよね。

    だから、お子様の母親から「泣いてわめくんですけど、いいんですか?」という問い合わせがよくあるんですね。
    当院ではカウンセリングを行った上で、お子様をあやしながら、ビデオを見せたり話したり、信頼関係を築いてから診療に入ります。

    医療とは信頼関係だけの問題です。

    いくら素晴らしい診療ができても、信頼関係がないと駄目なんです。
    当然、技術がしっかりした診療を目指していますが、それが患者様が納得いかなければ、それは決していい診療ではないんです。
    ただ怖くないからやっても、うまく診療が進まなかったら不審感を持たれます。
    そのため、信頼関係・技術ともに必要になってくるんですね。
    当院では、患者様と信頼関係を築くため、事前にカウンセリングをさせていただき、患者様の不安や疑問を払拭しながら診療に取り掛かります。

  • Q.カウンセリングを取り入れたきっかけは?

    歯科とは一切関係ないのですが、元麻酔科医で、昔からカウンセリングをよくやっていたんですね。
    手術前に患者様は不安を持っていますから、外科の先生から手術内容は教えてもらえるが、内面的な不安とかは聞けないわけですね。
    そこで手術前に麻酔科医が問診したり、体の調子を見たりするわけです。その時に初めてお会いしカウンセリングをするわけですが、主治医からの確認ではない分、患者様が気軽に正直な言葉を発すことが多いんですね。
    いくら手術して病気が完治したとしてもカウンセリングができていないと、後々メンタル的なところで問題になることも多々あるんですね。手術したくないとかは何人も聞いた事があります。
    医療とは別の分野で患者様が不安・問題を抱えてるわけです。
    ましては歯科の場合はそういうものにノータッチです。
    その為、メンタル(心のケア)を重要視した視点で歯科診療を提供できるようにしたいと思った次第なんですね。

  • Q.そこまでカウンセリングに力を入れている歯科は少ないのでは?

    カウンセリングだけで治療せずに帰られる方もおられます。
    当然、私が話したり、決まったスタッフが話を聞いてあげたりします。普通だったら10分で終わる治療に2時間かけたり、歯みがきだけで帰ったり。泣きながら治療を受ける人や、治療が終わった後、安心して泣かれる患者様、初めてこういう歯医者さんに巡り合えたと仰っていただくこともあります。
    ようするに話を聞いてくれる歯医者さんというものがないわけですね。
    歯科の場合、ほっといてもいいけど、食べられない、痛いとか様々な問題点があるので一応治療はうけます。
    ただ、根本的な治療になってない方は沢山おられるんですね。
    そういった方(過去のトラウマ等、歯科が苦手な方)は申し訳ないですが、普通の一般歯科で受け入れることはまず無理なんですね。 普通の一般歯科とか行くと次は大きい病院、大学病院とかに行くわけですね。
    ですがそういった大学病院でも、結局は一緒なんですね。 特に大学病院などは一番下の全く経験がない先生が見ますから、そこでいろんなことを言われますし、上から目線で言われます。
    それでどうしても行くところがない。どうしたらいいか分からなくなった方が、口コミ、WEBサイト等を通じ、1日に何人も当院に来院されています。

  • Q.カウンセリングはどのように進めていますか?

    手段的にカウンセリングもしますけど、笑気ガスを使ったり、鎮静剤なども使ったりします。
    そういう事(笑気ガス・鎮静剤の利用)をやるからうちに行きなさいと紹介される先生もいますけど、そういった薬を使うのは2番目なんです。
    まずは患者様と向き合って話をしないと、信頼関係がないのに薬などを使用できません。
    患者様から信頼を得るということが一番重要ですから。
    いかにしてその患者様の為に自分が患者様の事を考えているかということをアピールし、その患者様の気持ちを医師に向かせないといけないわけですね。だから患者様が医師を信頼していただける行動をとることから始まります。

  • Q.まず信頼関係、その上でガスを利用されるんですね?

    信頼関係が出来てくると麻酔なども段々いらなくなります。
    どこに行ってもダメだから。パニックになったり、ひっくりかえったりするので、あなたのような人は一般歯科では無理ですからと言われた人は、大学病院でも全身麻酔しましょうと、一般歯科と同じことを言われます。
    大学病院などで全身麻酔じゃないと治療できないといわれた方、何かを見て来院された方も、しっかりしたカウンセリングを行うことで、リラックスして治療を行えるので徐々に麻酔とかがいらなくなりますね。

  • Q.医院全体でカウンセリングをしている、ということでしょうか?

    受付でも院内でもカウンセリングします。また、専用の問診票(カウンセリング用)なども利用します。
    スタッフが患者様と話した結果、怖いですと伺った場合は、すぐに私のところに情報が来ることになっており、直接、私がカウンセリングを行う体制にしております。